wonder world

V6と舞台鑑賞がすきです。

「メタルマクベス DISC3」ライブビューイング

こんにちは

 

昨年の話ですが、「メタルマクベス DISC3」ライブビューイングを観に行きました。

公演を生で観たかったのですが、予定があわず断念してたところ、ライブビューイングの報せがあったので、急いでチケットをとりました。

 

夫人役の長澤まさみさんは、「紫式部ダイアリー」で観て以来、ランダムスター/マクベス浦井役の浦井健治さんは、舞台作品を観るのは初です!

 

「キレイは汚い、ただし俺以外」という台詞とともに、浦井さんが振り返り歌い上げる。この主役の登場シーンのカッコよさ。あまりの衝撃に、主役キター!!という興奮に、思わず歓声をあげそうになりましたよ。

 

普段の浦井さんはホニャホニャしてるじゃないですか。二刀流で敵を倒しながら、メタル音楽に合わせ最初から最後まで枯れない歌声で、狂気弱さ欲望迷いを、激しく優しく歌い上げる。カッコよくないわけがないし、ミュージカル俳優としての力量に圧倒されました。(このあと、ちゃっかりと浦井さんのオフィシャルブック買いました)

 

長澤さんも元々好きな女優でしたが、浦井さんとデュエットしても、劣らない歌声に、華のある立ち姿に、もっとミュージカルで観てみたいなあと感じました。

 

新感線って初めて観たんですよね。ロックだなあ。マクベスってあまり知らないのですが、想像以上にマクベスな話でした。

 

王を殺したことでランダムスター夫妻は、狂気へと堕ちていく。ランダムスターは、自分は殺しが好きなんだ、だから友を王を殺したんだ、と結論をだしましたが、それは違うだろうと。でも、無理やりにでも自分を納得させないと、何のためにここまで手を汚したのか、分からなくて。

 

後戻りできない、堕ちていくのも辛い。シェイクスピアだなあと感じました。ランダムスターは、そもそも人を殺められるようなキャラではない。王を殺めるまでは、敵を殺すという建前があったから、精神も保てた。でも王を暗殺することって、どうやっても肯定できない。だからランダムスターは眠れなくなってしまった。

 

ランダムスターの妻が、弱ってしまったのも、彼女は戦いの場に参加したことないから、殺めることの重さを何ひとつ分かってなかったのかなと。

 

メタル音楽にのせてシャウトされた彼らの魂の叫び。寂しくも愚かで。俳優の演技と演出は、衝撃で。いまだに頭を離れない、そんなロックな舞台でした。

 

 

 

 

「ジャージー・ボーイズ」君の瞳に恋してる

こんにちは

 

昨年「ジャージー・ボーイズ」が再演され、新歌舞伎座まで観に行きました。初演も観たのですが、再演も是非観たい!と思いまして。

 

基本、ストーリーも演出もあまり変わってなかったように感じます。フォーシーズンズが結成され、スターダムを駆け上がるも、仲間の借金が明るみに出て、解散の危機を迎える。

 

ありふれたバンドストーリーですが、特異的なのが、実際に一世を風靡したフォーシーズンズのドラマがベースであることと、私たち観客も、ストーリー展開に於いて重要な役割を担っているということ。

 

フォーシーズンズは、大衆にむけて歌い、大衆は自分たちの曲として、彼らの歌を受け止めた。フランキーが君の瞳に恋してるを歌う場面。大衆の前で歌い、ウケたら売り出せるというシチュエーションで、私たちにむけてフランキーは歌うわけです。

 

ミラーボールに会場中が照らされて、自然に拍手が起こる。私たちも芝居の一部で、私たちが盛り上がらないと話は進まないわけだけれど、それと関係なくメロディに心動かされてしまう。曲と歌唱力の質の高さに、歓声をあげてしまう。不思議な瞬間だったなあ。

 

フォーシーズンズのドラマは、まるで人生の縮図で。大衆の人生に通ずる部分があって。何度観ても、また観たいと思える舞台でした。

「TOP HAT」恋に落ちて歌ううた

こんにちは

 

昨年、「TOP HAT」観てきました。

坂本君は、以前マイワンアンドオンリーでもタップを踏んでましたが、本作の方が沢山タップを踏んでたように思います。

 

坂本君ほどになると、余裕が感じられるダンスと歌で、ほんとは難しいことをしてるんだろうけど、むしろ余裕があるように振舞ってるのが凄いなあと。

 

ストーリーは、古き良きミュージカルでした。一瞬でスターが恋に落ち、勘違いによって仲違いするも、最後にはハッピーエンドを迎える。温かいラブコメストーリーで、観ていていい意味で安心できて。ミュージカルですが、歌う登場人物って限られてます。それは、恋に落ちてる人だけ。

 

屋良さんが歌いだした瞬間、恋に落ちたら歌いたくなる、そういうものがミュージカルの世界なのかなあと感じました。恋に落ちれば世界は変わる。ミュージカルの世界は、まるで夢のようで、それは恋に落ちたときに見える景色と一緒なんじゃないかって。

 

恋ってそれぐらいパワーも魔力もある。誰かを想うことで強くなれる、見えるものが輝く。そんな人生の悦び機微を、カラフルにポップに描き出してました。

 

屋良さんのキャラも立ちすぎてて、良かったです。観客の心を掴んでました。

 

坂本君主演だからこその、優しいストーリーでした。

「SPARK」音楽の日に足跡を刻むうた

こんばんは

 

v6 のコンサートって、毎回レアなカップリング曲をセトリに組み込んでいます。THE ONESでは、SPARKがダンスつきで披露され、Vファンの間で話題になりました。

 

なんで、この曲はこんなに人を惹きつけるんだろうって思ったんですよね。

 

一つは、v6 の最骨頂ともいえるダンスです。振りが印象的だったと述べるメンバーも多く、コンサートの構成的にも、この曲はセトリの展開上かなり重要な鍵を握ってた。全てがきっちり揃った振りではないけど、全体としてみると雰囲気がビターでかっこよかったんですよね。色気もあって。「足並み揃えて 安堵している場合じゃない」で、足並揃えてるとこが好きだ!

 

あとは、まるで洋楽かのような構成でしょうか。言葉遊び、シャウトがあって、日本の歌っぽくないんです。歌ってることは、一見「knock me real」と同じようですが、「knock me real」は本当の心がテーマなのに対して、「SPARK」は、夜の営みのなかで本当のあなたを見せてよ、という歌詞なのも面白いなあ。だからこそ、あんな大人な曲になってんだなあ。

 

カップリングにしかすぎないのに、音楽の日で歌っちゃったのが、1番凄いよなあ。 v6 というかv6 チームのスタッフは、ファンの間で何が人気か、どうすればv6  の人気に繋がるかということに対する嗅覚が鋭いですね。だからこそ、このグループは最近勢いがあるんだろうなあ。

 

要は、曲の雰囲気、v6 の魅力と技術がきっちり合致したってことかなあ、と思い馳せる夜でした。

 

「モーツァルト!」

こんばんは

 

先日、帝国劇場で「モーツァルト!」を観てきました! 私が観劇したのは、山崎育三郎さんverです。コンスタンツェは、生田絵梨花さんでした。

 

モーツァルト!」は、再演されたら絶対観たい作品だったんですよ。坂本さんが関ジャムで井上芳雄さんと共演してたところから、井上芳雄さんに、興味を持って。

井上さんが意気揚々と語ってたモーツァルトって、どんなだろとWOWOWで観まして。いつか生で観てみたかったんです。

 

いやあ...迫力が凄かった。ヴォルフガングって天才で、でも才能に振り回されてるというか、飼い慣らせてないというか、不安定で不幸という設定が、キャラクターとして魅力的で。ヴォルフガング以外のキャラって、当時の衣装なんですよ。一方ヴォルフガングは現代風の衣装で、他のキャラとの差別化が徹底されてるんです。

 

だから余計にヴォルフガングが目立って、山崎育三郎さんはカッコいい、衣装もキャラもカッコイイ、カッコよくてたまらなかったです。

 

ヴォルフガングは幼少期天才少年と囃し立てられる。その幻想というか一種の才能を擬人化したのがアマデで、アマデは終始ヴォルフガングの近くに、いるわけです。幼少期のヴォルフガングそのもののアマデは、ヴォルフガングと一緒に曲を作る楽しさを共有したかと思えば、ヴォルフガングの血を使ってまでも曲を書き続けようともしてて。

 

大きすぎる才能は、その分人を幸せにするけれど、不幸にもするなあと。最終的にヴォルフガングは、アマデに勝ったのでしょうか、才能から自由になったんでしょうか。作中では、ヴォルフガングが、「影を逃れて」を歌うんですが、どんなに望んでも影から逃れられない感が半端なくて。

 

モーツァルトがレクイエム作曲中に亡くなって、最後にもう一度この曲を歌うんですが、歌い方が逞しいというか、何かから解放されたようで。ヴォルフガングの影との戦いは終わったんだなあと。ヴォルフガングは、もう誰にも干渉されずに、アマデと一緒に自由に作曲できるのかなあ...といろいろ考えたものです。

 

奥が深い作品で、何度も再演されてるのも納得です。舞台はフランスですが、テーマは普遍的ですからね。「モーツァルト!」の山崎さんがとても良かったので、DVDも是非是非欲しいです!

答えは夜明けに。

こんばんは

 

突然ですが、私は時の経過の描写がある歌が好きです。多くの歌は、主人公の成長を基に、メッセージを伝えようとしてます。主人公は、一瞬では成長できません。主人公が変化するには、それなりの時間が不可欠です。

 

更に、時の流れを感じることは、生ける者の特権です。時間は人生と密接した関係にあるんですよね。だからこそ、時が流れたことが明らかに分かる歌詞が、グッとくるんです。

 

V6だと、「Sky's The Limit」がそうですよね!

1番だと「まだ薄暗い この部屋 目覚めの悪い Monday morning 消えることない 現実も 夢ならいいのに」なのに、2番では「紅く染まる朝日に(Oh) 霞んで消えたYour broken dreams( Broken dreams)履き潰した その靴で(So here we go)また歩き出そう(Uh Uh)」と、夜から早朝へと時間が経過してるんです。

 

そのなかで、現実が夢ならなあという憂鬱さから、前へ歩き出そうと気持ちが動いている。空の色と気持ちが同時に変化してるのが、美しいです。

 

私が好きなLittle Gree Monster の「好きだ。」も心情描写がキラリと光る曲です。告白しようと決意する歌ですが、最初は「誰かを傷つけないように 誰も傷つかないように あるはずのない答え探す夜深け」で、想いを伝えることを明らかにためらってます。

 

でも、「全てを捨てることさえも 全てを守ることも どうせ無理だと気づいた夜明け前」なんですよ。

 

そして、「「今日」が好きで 「昨日」も好きで きっと「明日」も好きなんだ そうやって生きようと やっと決めた夜明け」と、主人公は走り出すんですよ。夜通し悩んで夜明けと共に答えを見つける様が、とても詩的でいいなあと思います。

 

この他にも、YUIの「Winter Hot Music」は二度寝の歌ですが、曲中でAM7時から AM8時へと時間が経過してたり、ももいろクローバーZの「ワニとシャンプー」は夏休み最後にして宿題が終わらない曲ですが、プリントの残り枚数が80枚から60枚に減ってたりしてて、面白いなああと。

 

心情の移ろいを鮮やかに描き出す曲。そんな素敵な曲を、たくさんV6に歌ってほしいなあと思う今日この頃です。